お知らせ

2026.02.16
三井不動産殿「 Nihonbashi e-LINER 」を当社が元請事業者として受注し建造いたしました。
このたび、三井不動産株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:植田俊)が発表した舟運プロジェクト『& CRUISE 』にて活用されるフル電動旅客船『 Nihonbashi eLINER』を、当社が元請事業者として受注し、建造を進めてまいりました事をお知らせいたします。電機メーカーが船の建造の元請とさせていただき、システムインテグレーターとしての役割を担ったことは、造船‧舶用業界の中でも珍しい事例になりました。
三井不動産プレスリリース「国内初、民間企業によるフル電動旅客船の定期航路開設 三井不動産の舟運プロジェクト『 &CRUISE 』始動 日本橋‧豊洲間で、2026年4月運航開始」 https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2026/0128/
2隻連続建造で、船体は株式会社エルモ(所在地:三重県伊勢市、代表取締役社長:坂口毅)が建造、搭載する電気推進システムの主要機器類を当社から納入いたしました。
本船は、国内初の民間企業によるフル電動旅客船の定期航路(日本橋-豊洲)で運航を開始する予定です。
本船の主要目
寸法・・・・・・・・全長 17.0m / 全幅4.0m
総トン数・・・・・・17 トン
速力・・・・・・・・8ノット以上
定員・・・・・・・・62名(船員 2 名、乗船 60 名)
推進モーター・・・・90kW× 2
バッテリー容量・・・約300kWh
電気推進システムについて
本船のシステムは、プロペラを回す推進および一般負荷をリチウムイオン電池を主電源としてまかなうフル電動船です。主機関や発電機などの内燃機関を撤廃し、航行中はCO2の排出がありません。ららぽーと豊洲のアーバンドックに設置された給電設備から、電気自動車用の充電規格 CHAdeMO 方式で船内のリチウムイオン電池を充電します。充電器に供給される電力は、非化石証明の付いた再生可能エネルギーで賄うため、実質ゼロエミッションを実現しています。
19トン以下の日本小型船舶検査機構管轄の船では、国内最大級の約300kWhのリチウムイオン電池を搭載し、航行に必要な電力を全てまかないます。リチウムイオン二次電池は、長寿命で高速な充放電に強く温度特性に優れた株式会社東芝製のチタン酸リチウムイオン二次電池を採用しており、長期間の運用に耐え、夏の暑さや冬の寒さにも対応可能となっています。
推進用モーターは、90kW で双胴船の両舷に2軸を備えています。この2軸のシステム(モーター・制御盤・リチウムイオン電池)は完全に独立しており、どちらかの軸のシステムの異常時にも船の運航を停止することなく運用が可能です。騒音や振動、排気ガスなど従来の船が持つ不快な要素を劇的に改善しています。
今後の展望
大洋電機株式会社は、今後も地域社会の発展に寄与する製品の提供を続け、環境や社会に配慮した技術⾰新を推進していきます。
舶用・陸用発電システムメーカー